2014年8月13日 / Blog Leather Items Others
縫い目のおしまい、糸端。
最後まで縫ったら、ほどけてしまわぬよう返し縫いをして終わります。
写真の中央部分、糸が何本か重なっているのが見えるでしょうか?
返し縫いは、手縫いでもミシン縫いでもどちらでも使うテクニックです。
もちろん、お洋服でも。
そして、LITSTAのアイテムでは返し縫いも終わったさらにその後、蓋をするように糸端を溶かして丸めているのです。
縫い終わったら、糸端をちょこっと残してカットします。
そして、ライターの熱で糸を溶かします。
溶けてきました!
そこですかさずライターを使って平らにします。
完了!
この方法、いろんなレザーアイテムの補修にもなるんです。
たとえば、古いバッグの糸端がこんな風にほつれてきたら、、
同じように糸端をとかして、きれいに生まれかわります!
LITSTAで使っている糸は全て、ポリエステル。
なので、溶かすことができます。
手縫いで使っている、麻糸と同じような質感のものも、麻糸よりはるかに丈夫なポリエステル。
堅牢さを大切にしています。
この糸端の始末、お手持ちのものにほつれがある時の応急処置におすすめなのです。
が、危険もいっぱいなので、↓これらのことにも注意してくださいね!
・ポリエステルなどの化繊以外の糸には出来ません。
綿や麻などの天然繊維は燃えて灰になっちゃいます!
・本体が焦げないように!
そして火傷には十分きをつけてください。
・本体が合皮の場合もとけやすいのでご注意を!
この糸端の始末、縫い終わった達成感も相まって私の大好きな一瞬なのです:)