レザーミシン
LITSTAの革小物たちのほとんどはここからうまれていきます。
革ミシンです。
重厚な見た目に、本当に重い重量。
そして、硬く厚い革もものともせず縫い進んでいくパワーがあります。
そんな強そうな革ミシンには、反面、繊細なところもあるのです。
針の周辺はパーツも複雑で縫い進ませるよう動く姿は、ハウルの動く城が歩いてるようなどこかコミカルなところがあります。
その針の上には、時計の歯車のような、、ピタゴラスイッチの玉が進むのを目で追いかけるような、ジグザグとした道を糸が通っていきます。
この装置、全員で連携して縫目が美しく仕上がるよう、糸の張りを絶妙に保っているんです。
一人がかけてもダメ。
全員がそれぞれのやり方で微妙な加減を作り出しているんです。
私たちは一人ひとりのご機嫌をうかがいながら縫わせていただきます。
まるでちいさな小人たちがミシンに住んでいるような、そんな気分になります!
そんな複雑なパーツの中でもひときわ細く繊細なパーツが、、
先日折れてしまいました!!
ここです!!
ポッキリ 笑
そんな時は慌てず、
分解。
折れた部分を再び伸ばして直していきます。
直して使う。
共にピンチを乗り越えていく。
言い方は大げさだけど、そんな繰り返しが愛着になり、大切にしたいものになっていくんだろうなぁ、なんて思ってみたり。。
この革ミシン、なかなか古いもの。
これからも、たいせつにたいせつに使っていきます。