LITSTA|蔵前でつくるハンドメイドレザーアイテム

LITSTA

いまから8年くらい前、あるお財布と出会った。

それは、綺麗なキャメル色。
デザインも、色も、すべてが綺麗だった。
一目惚れした。

でも、違った。

本当はイエローだった。

使っていくと味が出る。
なんとなく知っていた。
見比べてみると、全くの別物。
不思議だった。
どう使って、何をすればこう育つのか、頭で考えた。
考えて、考えて、結局使ってみるのが早いと思った。

『育てたい!』
そう思わせてくれた、革の魅力。

それから7年くらい育てた。
7年の間に、LITSTAを知った。
あの時と同じように、一目惚れだった。

そして今、LITSTAにいる。
LITSTAも革の魅力を教えてくれた。

だから、たくさんの人に革の魅力に触れてほしいと思った。

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LITSTAの定番『プエブロ』
起毛ゆえの独特な質感で、使い込むと劇的に変化するエイジングが魅力。

表面はわざと毛羽だったような起毛加工が施されている。
使い込むことで表面の毛羽立ちが寝たり摩耗したりするとともに、
丁寧に革に染み込ませたオイルや、使い手の手の脂などが染み込むことで、経年変化が一般的な皮革素材よりも速いペースで起こる。

「こんなに成長しました!」
「いい感じに育ちました!」

そう見せに来てくれることが嬉しい。

使い始めはざらざらと艶はなく、徐々に滑らかに馴染んでいく。

成長を感じる瞬間だ。

馴染むだけではない。
同時に色合いは濃く、深みが増していく。

色、質感、どれもエイジングによって生じる大きな変化は、
決してプエブロの魅力を損なうものではない。

経年変化によって生まれる色の濃淡や擦れ、キズまでも
使い手の個性として刻まれる。

それが、唯一無二の美しさと愛情を生み出すのだ。

そもそもプエブロは、はじめから色味が均一ではない。
1枚の革の中にも繊細な色ムラが見られる。

それもまた魅力のひとつ。

はじめから色味が均一ではないプエブロは、
もちろんエイジングが生み出す新たな表情も人それぞれ。

『もともと同じ色だったんですか?!』
お店に遊びに来てくださったお客様に見せる、スタッフが愛用したアイテムたち。
ものすごく驚いてくれる。
それもまた嬉しい。
一瞬で虜になるお客様も多いほど、エイジングは人を魅了する。

そんな魅力たっぷりのLITSTAのプエブロを6色、スタッフ愛用品とともにご紹介◎

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同じものは一つとしてない、天然の革。
使い方や頻度でまったく違う表情を見せてくれる。

10人いれば10通りの表情。

例えば、使いはじめる前に1枚写真を撮っておく。
1週間後、1か月後、3か月後、半年後、そして1年後。

さあどんな表情になっているのか、想像しただけでワクワクする。

それが、革の魅力

2020|05|09
naoki


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