LITSTA|蔵前でつくるハンドメイドレザーアイテム

LITSTA

いちごいちえ。
なんだか変な読み方、と思った20年ちょっと前。
フォレストガンプのサブタイトルで初めて知った言葉でした。

一期一会を感じる出会いをしたことはあるでしょうか。

革を日々見ていると、この”いちごいちえ”をよく思い出すのです。

革はもちろん、革一枚一枚・牛一頭一頭まったく別の生き物。

まったく同じ表情の革は一枚も無いし、
同じ革の中から同じ形にカットしても、まったく同じ表情のものは生まれない。

その牛だけが持っていたシワ・キズがあることも、愛おしい生きていた証。
その命を、素材として使わせてもらっている。

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日々のものづくり。
革をカットし、のりで貼り、縫い上げる。

とても正確なルーティーンのようで、それはとても革一枚一枚と向き合うこと。



この革のパーツたちすべてに傷があるのがわかるでしょうか?

深めに入っていたシワ、怪我した跡、革を鞣して平らに乾かす際にできる針穴・・など、仕立てる前にはじかれるパーツがどうしてもあるのです。

そんな時は・・・、

キズのある部分をよけて、必要な他のパーツに生まれ変わったりします。

でも、一つのパーツにキズがあったことで残りのパーツが余ります。
もちろんそれは、次の出番を待ったり他のパーツに生まれ変わったり、順番に無駄なく使われていくのですが、

ふとそんなパーツを集めてみたら、カラフルで賑やかで、素敵なカオスでした。

このひとかたまりであるのは、今日しかない。
明日になれば、どれかが生まれ変わり、何かが加わりまた違った色たちになる。

また新しい、一期一会があった。

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その時にしかないパーツたちの色の組み合わせで配色して作ってみたら、どんなものが仕上がるだろう・・?

なんだか気になって、形にしてみたら・・・

とってもかわいい子たちに、出会えました・・!

#001

定番アイテムもときどき、少し違った配色で作ってほしいとご注文をいただくこともあります。

#003

でも、完成した姿が想像できないほど色をたくさん組み合わせた、クレイジーカラー。

#010

そんな冒険はなかなかむずかしいもの。

#008

カラフルは、なんだか楽しい。

#011

ひとつのアイテムの中で、たくさんの色が賑やかに過ごしてるような、

#012

そんなアイテム達が生まれました!

一期一会一覧はこちら!

2020 | 05 | 15
yukari


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