蔵前の名作財布『Coin Wallet』

2020年11月28日 / Blog

こんにちは、LITSTA StaffのNaokiです。

今日はLITSTAの代表作
Coin Walletのおはなし。

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僕がLITSTAを、そしてCoin Walletを
知ったのは、今から約8年前。

LITSTAのアイテムを扱っているお店に
入社したことがきっかけで。

それが今やこうしてLITSTAの一員として
ブログを書いていることが、すごく不思議な気持ちです。

当時、僕がはじめてCoin Walletを見たときの反応と、
蔵前のアトリエや2k540に遊びに来てくださるお客様の反応は、割と同じで。

その反応を見ながら、
『うんうん、わかるわかる。』
そう心の中で共感するのが密かな愉しみ。

キャッシュレス化が進む中でも、
発売当初からたくさんの方に喜ばれてきたCoin Wallet。

Coin Walletほど使うのが愉しみなお財布って
なかなかないと思うのです。

なので、Coin Walletの愉しさを
改めて伝えたくなりました！

制作秘話や使い手のお話などご紹介しますね(^^)/

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それでは早速、
Coin Walletとはなんぞや！という方のために、
シリーズのご紹介をしていきます。

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Coin Walletには現在、
『Coin Wallet2』と『Coin Wallet3』がありまして、

そのどちらにも欠かせないのが、
この金具。

Coin Wallet2にはSiverとGoldの金具を、
Coin Wallet3にはBlackの金具を使います。

不思議な形のこの金具に
500円玉、100円玉、50円玉、10円玉を
綺麗に整列させて収納することができるのです。

職人の手によって縫われた革のパーツと
この金具が組み合わさることで生まれるのが、
Coin Walletシリーズ
というわけです。

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Coin Walletを一言で表すなら
『一目瞭然』
この言葉がぴったり。

ではまず、Coin Wallet2から見ていきましょう。

それぞれに綺麗に収納された小銭たち。
『一目瞭然』とはまさにこのこと。

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それぞれに小さく刻まれた数字が
なんともおしゃれでいいのです。

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ポケットには残りの5円玉と1円玉を。
お釣りがたくさん返ってきたときも
マチ付きのここに入れれば問題なし。

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ただ小銭を綺麗に整列させるだけじゃない。
お札やカードも収納できなくちゃ。

両サイドに設けた2つのポケット。
お札は三つ折りに。
カードも5～6枚入ります。

これだけの収納力がありながら、
これほどまでコンパクトなお財布。

『小さいレジみたい！』
そう言ってもらえることは多いけれど、
まさにそう。

レジってそれぞれ収納する部屋があって、
一緒に住むことはない。
だから受け渡しがスムーズなんだ。

それがお財布で味わえると思うと、
ワクワクしませんか？

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Coin Wallet2はカラーバリエーションが豊富。
プエブロ6色、ドラーロ5色。

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item : Coin Wallet2
price : Silver￥9,000+tax / Gold￥9,500+tax
colour : 11col

これだけ豊富だと、迷います…..。

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さあ、お次はCoin Wallet3です。

3は2の進化版。
サイズ感はほぼ一緒。
だけど収納力はアップしました。

お札を三つ折りにするCoin Wallet2とは違い、
大きなお札のポケットを作ったことで、
よりスマートな使い勝手が叶いました。

一般的な二つ折りのお財布は、
3辺を縫い、その上のスペースにお札を仕舞う。
このCoin Wallet3は2辺だけを縫うことで
それだけでお財布自体の厚みを抑えた
職人こだわりのデザインなのです。

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四角くなりがちなお財布に
三角のポケットでアクセントを加えた遊び心。
ますます使う愉しみが増えますね。

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金具の裏とコインポケットの上部には
カード収納が可能なスペースを。

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Coin Wallet3は6色で展開中です。

item : Coin Wallet3
price : ￥16,000+tax
colour : 6col

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どちらも金具を使った愉しいお財布ですが、
2派か3派か、家族や恋人同士でも意見が分かれたりして、
お店の中に笑顔が増えるのがすごく嬉しいのです！

ぜひぜひお店やWeb Shopでも見比べてみてくださいね(^^♪

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そして今回は、Coin Wallet2 使い手代表として、
Staff Tomooのお姉さんにお話を聞くことができました！

Coin Wallet2を使ってみて、率直な感想は？？

幼稚園などの急な細かな出費、
例えばお芋堀り￥200×2人分のときなどは
お札を崩さなくて済むし、すごく助かってます！
中身がわかりやすくなっているので、
小銭がどのくらいあるかも把握しやすくて
お金の管理にいいですし、
例えば幼稚園の急な出費用と、
別の出費用で2個持ちもいいなって思ってます！

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なるほど！
主婦さんならではの目線ですね。
たしかに急な細かな出費やお金の管理、
愉しいだけではなく使いやすい！
これはいいお話が聞けました(^^)

ありがとうございました！！！

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なかなか使い手さんにお話を聞く機会は少ないですが、
こういった場面で助かってる！
なんてお話はすごく貴重です！

こんなにも愉しくて使いやすい
Coin Walletがどう誕生したのか、
DesignerのYukariにもお話を聞くことができました。

Naokiに紹介してもらったのは、
Coin Wallet2 , Coin Wallet3でした。
気づいたかたもいらっしゃるかもしれませんが、
数字の付かないCoin Walletがありました。
さらに言うと、Coin Wallet０に相当するものがありました。
ちょっとそんなお話を。

LITSTAのアトリエショップをはじめた10年前。
まだアイテムのラインナップもあまりなく、
フルオーダーのアイテムもよく作っていました。
そんな時に、受けた一つのお財布のオーダー。
それがCoin Walletの金具、
コインキャッチを使ったお財布でした。
そのかたはその時にもコインキャッチの付いた
使い込まれたお財布を愛用していました。
古くなってしまったけれど、
コインキャッチが付いているお財布が
なかなか見つけられず、オーダーしようと思ったんだとか。

当時のオーダーシート
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この金具のギミックの存在、
私は小学生の頃に知りました。
今のコインキャッチとはまた違ったものでしたが、
おじいちゃんが持っていて、
超かっこいい！絶対ちょうだい！
と、無理やりゲットしました。
でも、宝物すぎて使えず、
今でもきれいに残っています(笑)

それがこちら！
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初めて見た時の気持ちを思い出し、
気に入って使っているかたのお声も聞き、
他にも欲しがっているかたも多いのでは、
と思い商品化することにしました。

最初は、手縫いでシンプルに。
（これがCoin Wallet 0 といえるかと思います。）
コインキャッチが主役のものを作りました。

御徒町周辺の雑貨屋さん特集に掲載してもらったとき。
Coin Wallet 0 が堂々と！
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Coin Wallet0のカードポケットに1,5円のおつりを
入れるというかたが多く見られたので、
その後おつりポケットを付けた形に進化。
名前もCoin Walletと命名して今の形の原点となりました。

おつりポケットにフラップを付けて、
きちんと閉じられるようになり、
じきに多くのかたに選んでいただけるアイテムへと
成長していきました。

もともと知っていて探しているかただけでなく、
全然知らなかった若い方も、
私の小学生の時と同じようにかっこいい！
と選んでいただけました。
小学生の時のあの気持ちを、
Coin Walletを通していろんなかたに感じていただけて、
本当に嬉しかったです！

その後、一つの問題に直面しました。
イタリアからの革が大幅に値上げとなったのです。
最初は、なんとかそのままの値段をキープしていたのですが、
やがてそうもいかなくなりました。

値上げに踏み切らなくてはならない。
でも、同じアイテムの値段だけ上げるなんて申し訳ない。
そんな気持ちで葛藤していた時、
おつりポケットにマチがあったらいいな、、
というリクエストがあったこともあり、
革代の分は値上げするけれど、
つくりはより一層いいものにしよう、
という結論に至りました。
私としては、小学生の子供が中学生になったようなもの。
名前はそのままでいいと思いましたが、
区別がつきにくい、とのことで
Coin Wallet2と改名することになりました。

その後も、値上げしたにも関わらず選んでいただけることに、
感謝の気持ちでいっぱいでした。

さらなる転機はまたしばらく後のことで、
身軽に小さいお財布を持つかたが増えたこともあり、
Coin Walletだけで済ませられるように、
お札も折る手間無く入ったらいいな、
というお声が聞こえるようになってきたのです。

そこで、Coin Wallet3の試作に入りました。
そこで直面したのは、お財布は四角いということ。
Coin Wallet2にお札を入るようにアレンジしても、
お財布に入れるものは四角いカードや四角いお札なので、
必然的に四角くなる。
そうすると、四角いCoin Wallet2と変わり映えしない。
2から3に新調してくれるかたもきっといると思い、
デザインをガラッと変えたものにしたいと思いました。
四角い折り紙を半分に折ると、三角を作ることができる。
三角は、四角の次を担う形なんだと思う。

Key CaseやJwalletでも三角をモチーフとしていたので、
Coin Wallet3は三角をデザインに取り入れることにしました。
もちろん、使い心地を最優先に。

出来たCoin Wallet3は、
本当にお気に入りさんに仕上がりました。

最近では、お財布も多様化が進んでいると思います。
使う方の考え方や生き方がとても反映されるアイテムですよね。
私たちが作るお財布の種類もだんだんと増えてきました。

その中でも、進化を繰り返し思い出の詰まったCoin Walletたちが、
多くのかたに長く愛されることは、
作り手としてこの上ない幸せです。

Coin Wallet4が生まれるかどうかはまだわかりません。
ただ、使い手を想うものづくり・自分たちだけのデザイン
という原点からブレずに、
時代に寄り添って進化し続けられる
職人・デザイナーでありたいな、って、
あらためて思いました！

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ありがとうございます！
僕が入社したときはすでにCoin Wallet2が定番でした。
お店に遊びに来てくださる方で
初代モデルのマチなしを持っている方がいて
すっごく自慢してくれるんです。
『レアでしょ！』って。
羨ましいんです、これがまた。

改めて制作秘話を聞いて、
よりCoin Walletが好きになりました！

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たくさんの想いを込めて作る職人がいて、
それをどこか遠くの地でも使ってくれる人がいて。

直接お会いすることができないことの方が多いけれど、
今日もどこかで、
お財布を使うことを愉しんでくれている人、
このお財布にしてよかった、
このお財布をプレゼントにしてよかった、
そう思ってくれている人たちの思いを
この先もずっと感じながら、
いいものをお届けしていきます。

どうか、これからも愉しいお財布LIFEを。

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2020|11|28
Naoki